仲谷鳰「神さまがまちガえる」1話の感想とか考察とか
はじめに
この記事は電撃大王2021年12月号より連載が始まった仲谷鳰先生の新作「神さまがまちガえる」の1話を読んでの感想だったり考察の個人的なまとめです。感想は小学生並みの感想なので飛ばしても大丈夫です。考察も思いついたことを列挙してるだけです。
1話の内容について猛烈に触れているので未読の方はブラウザバックしてメロンブックスに紙の本を買いに行くかAmazonで電子版を購入することを強く推奨します
数行の改行を挟んでから本編を開始します
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全体的な感想
- 1話目にして随所随所に気になるワードや設定だったり、引っかかりがたくさんあってワクワクが止まらねぇ
- これぞ仲谷鳰って感じですわ
- バグがある世界という我々からしたら異常な環境にも関わらず、その中で生きる普通の人たちをリアリティを感じさせるように描いてて流石
- やが君の1話みたいにぐっと特定の二人にフォーカスするというよりかは、世界全体を俯瞰させてきている感じ
- 描き込みがエグい
- 大体のページでびっっっしり背景描き込まれてない??
- 見てて楽しい
- 初手の見開きの背景が最高に日常×非日常って感じで好き
- 1話だから気合入ってるってのもあるだろうけどそれにしても密度が濃ゆい
- アシスタントさん雇ってるのだろうか…?お体に気をつけて欲しい
- 大体のページでびっっっしり背景描き込まれてない??
各キャラについての感想
紺
- 鳰先生の描くショタだ…! なんか新鮮。
- 前作に続いてちっちゃいキャラが主人公なのは鳰先生の性癖か
- 前作の主人公みたいにちっちゃいけどかっこいい姿が見られることも期待されます
- ちゃんと荷物を全部持ってあげてる…
- 絶対将来モテる
- 他の人のことは「さん」やら「くん」付けなのにかさねさんのことは名前で呼び捨てですか…
- 別に生意気ショタってわけでは無いのになして
- 二人は…どういう関係なんですかねぇ…
- 身長周り気にしてるのかわいそかわいい
- バグ周りへの反応が読者寄りだよね
かさね
- ああ~~、仲谷先生の描かれるお顔の良い女~~~
- 仲谷先生、ガチると全キャラお顔の力がお強いキャラになりそうだよな
- まーた顔の良い女が周りを振り回してるよ
- (そういうの好き)
- 手を握ったり、ダイブしたり…紺くんとの距離近くない?
- 二人は…どういう関係なんですかねぇ…(二回目)
- 288ページの「野菜も食べないと大きくなれませんよ」の唐突な敬語!
- なんか良い…
- そんな紺くんのお母さんみたいな
- 大人な見た目で行動が無邪気!
- かわいい!
- あざとい!
- 291ページですげえ美人な表情を大きいコマで見せたわずか2ページ後の
293ページ3コマ目の「なるほどねぇ」4コマ目の「ふむ✧」の表情、ずるくない?
- ずるい(断言)
円子
- おさげ!ちっこい!かわいい!!
- 外見からの年齢が不詳だ
- お互いの呼び方的にかさねと同級生or歳が近い?
- 269ページの「せっかくの…終わりそうだ」のところだったり、恒成くんを呼ぶときの二人称が「お前」だったりと若干ぶっきらぼうな感じの口調がギャップ萌え
- 270ページの2コマ目の顔と298ページの笑顔のコマが好き
- 笑顔のコマかなーりかわいいな?好き
- 恒成くんとくっついて欲しい
- この二人、やりとりのテンポが気持ちいい
- 295ページの3コマ目の二人お揃いでトング持ってるコマが癒やし
恒成
- 今回のバグの最大の被害者、かわいそう
- 部屋が木でまみれるのシンプルにつらそう
- 木に貫かれて重症を負うってパターンにならなかっただけマシと言えばマシ
- 円子さんとのやりとり、良いよね…
- いつものやりとり ってノリを感じる。夫婦漫才
- 円子さんとくっついて欲しい
- ガサツっぽい見た目や限界まで散らかってる部屋に反して299ページの肉とアスパラの盛り付けが意外と綺麗
- バイトって飲食のホールだったりして
伊与田
- 生活習慣崩壊キャラ!
- 作家とか漫画家とか?
- 作家キャラなら前作同様物語の陰の重要人物になるはず
- 生活習慣は崩壊させるけどゴミの当番は律儀に守る、えらい
- そこら辺の微妙なキャラクターのニュアンスを数コマで描写してるの芸が細かい
考察
紺くんについて
現在明らかになっている点
- この町には引っ越してきてまだ半月くらい(P271 5コマ目)
- 身分は中学生
不自然な点、気になる点
- 275ページのかさねさんを受け止める紺くんのところ、落ちてきた人間を体で受け止めるには少し不自然な描写では
- 割と高いところから落ちてきた成人女性を体全体で受け止めてちょっとのけぞるだけな小柄な中学生…
- 人間の物理法則が適用されない?
- すごい体幹の持ち主?
- 単にかさねさんの着地が上手いだけ or かさねさんが軽いだけかも
- 291ページのわからないものを… というセリフに反応する紺くん
- やが君でおなじみの例のキラキラが出るくらいの反応
- 自分の出自がわからない?
- 記憶が無い?
- 298ページの祝われて困惑する紺くん
- 反応を見るに自分の誕生日を知らないっぽい or 覚えてない?
- バグが原因で記憶が無い?
- 実は生まれて間もない?
- 298ページの誕生日が「先週だよね」って本当に先週に生まれた説
- 越してきて約半月っていうのと若干矛盾する気がしないでもない
- 283ページの「あるいはもっと予想外の行動をする人もいるはず」
- 紺くんというバグに対して一緒に住み助手にするという選択肢を選んだかさねさん…?
- 商店街の人とやりとりしているときの反応
- バグに順応している人を見て割と驚いてる
- バグが日常茶飯事の世界の住人らしからぬ反応
- バグの無い異世界/平行世界から来た?
- バグが生まれる前の時間軸から来たとか
- バグの影響で、バグが生まれる前の時点で記憶や成長が止まってるとか
- バグの対策ができていない時間軸から来た/時間軸の記憶の持ち主/世界から来たとか
紺くんの正体候補
- バグが由来で生まれた説
- 英題のthe Mistaken = バグによって産み落とされた紺くんのこと?
- 鳰先生がTwitterに上げた絵が空から落ちてきたように見える
- 神さまが作り給うし存在であることの暗示?
- バグの無い異世界からバグが原因でやってきた説
- 帰宅困難バグ = 空間と空間がでたらめに繋がる といったバグなら異世界とつながってしまった可能性
- バグのある世界への戸惑いにも繋がる
- バグの影響で記憶に欠損がある説
- 誕生日を覚えていないことにも関係
- バグのある世界への戸惑いにも繋がる
かさねさんについて
- 286ページでかさねさんが「姫崎さんとこのお嬢ちゃん」って呼ばれてることから姫崎両親も前はこの町に住んでた可能性が高そう。では今はどこに?
- 死別説
- バグが原因で亡くなったとか
- 別の町or海外で研究説
- かさねさんがあの若さで大学の講師をやれてるのはご両親もバグの研究者で小さい頃からその影響を受けていたとか
- バグ由来の食べ物だけを食べて生活した人 = かさねさんのご両親だったりして
- かさねさんのご両親ならやりかねなそう
- かさねさんがあの若さで大学の講師をやれてるのはご両親もバグの研究者で小さい頃からその影響を受けていたとか
- 死別説
- この若さで(年齢は不詳だが)大学で教えてるかさねさんって何者?
- 単に天才説
- 奔放で顔が良くてたまに幼くてその上天才、属性マシマシ
- ご両親も研究者でその影響を受けてる説
- 実は見た目に反してすごく長く生きてる説
- バグの影響で何百年も生きてるとか
- ご両親は便宜上のご両親って感じで
- 単に天才説
世界について
バグ全般について
- バグっていつから発生した?
- 世界が普通じゃなくなる現象 とバグが普通でないという認識はあることからある時を境に発生したものとは考えられる
- 原初からある、といった世界ではないっぽい
- 世界が普通じゃなくなる現象 とバグが普通でないという認識はあることからある時を境に発生したものとは考えられる
- バグの影響度と持続時間の関係について
- 1話のジャングルバグ→4,5日続きそう
- 季節がおかしくなるバグ→二週間くらい
- 「これだけ派手だと長くは続かないと思いますよ」と発言しているが、派手さで言うと季節バグの方が大分派手そう
- 実際に顕現する物の量が派手さの基準とか?
- バグを生み出す何か(神さま?)の力が弱って来ていてバグの持続時間が短くなってるとか?
帰宅困難バグ
- 現状はテレビでの報道とかさねさんの「人間が突然みんな迷子になってた」という断片的な情報のみ
- どういう感じで帰れなくなるのだろうか?
- 「道がわからなくなる」「家がどこか忘却する」といった記憶の問題で帰れなくなる?
- 「道を歩いてると別の場所に繋がる」「空間と空間がでたらめに繋がる」と言った物理的な要因?
季節がおかしくなるバグ
- 一般にはバグ由来のものはバグが終わると消えるが、消えないものもあることの提示
- どういう条件を満たせば消えない?
- 食べるという行為によってバグでは無く正常な人間の一部と世界に認識されたため消えなかった?
- 正常なものと強く関わりを持つと消えなくなる?
- バグで生まれたものが、エネルギーというバグか判別が付かない単位に変換されたことによって消失の判定からすり抜けた?
- 逆にバグの影響を受けすぎた人間はバグとみなされて消されそう
- 紺の存在がバグと関係している場合これらの情報と合わせて一波乱ありそう
- 紺、お前…消えるのか?
断片的にわかる世界の情報
- ニュースで都内って言葉が出てる→東京とそれ以外のどこかは少なくとも残っている
- 実は東京都は全然関係ない都だったりして
- 商店街が「北口商店街」という名前→電車はある or あった
- 「大学で授業も持ってる」「中学生/どこ小?」という発言から学校も普通にあるっぽい
その他雑記
- 284ページの商店街の門、292ページの公園の名前のところが両方とも「北口商店街」ってところだけ読めて肝心の地名の部分が見えない
- 単につける必要が無いから隠しただけか
- 前作でも遠見 って地名を一応は付けていたから付けてない説は薄い?
- 地名に何らかの意味が?
- 単につける必要が無いから隠しただけか
- 恒成くんのTシャツのデザイン
- ランドルト環がどんどん小さくなるデザイン
- どんどんと見えなくなる→紺くんが段々と消滅していくみたいな展開の暗示だったりして
- 作者の人(鳰)そこまで考えてないと思うよ
キャラ名が全体的に名前が数学っぽいなと
280ページの「かさねは一人でも生き延びそう」「えー一人にしないでよ」
- 上でも書いた通り紺がいなくなる展開、もしくはバグの影響でかさねが世界に一人ぼっちみたいな展開がクライマックスでありそう
紺くんと離れ離れになって曇るかさねさんは正直ちょっと見たい
まとめ
- 非日常系の1話の展開としてはかなり良い話だったと思う
- 一見あっさりめでありながら読めば読むほど面白い
- 見逃してる部分が無いか気になりすぎて10周くらいしました
- 絵がすごい…仲谷先生無理しないで…
- キャラクターみんな好き
- 意外なところで円子さんにハマりそう
- 紺くんとかさねさん、恒成くんと円子さんにはくっついてもらいたい(カプ厨並の感想)
- 2話が早く読みたい